「炎天下にお出掛け」1週間前チェックリスト ~こんなにある『熱中症対策』

夏のお出かけは、暑さ対策を万全にしたいものです。

お出かけ当日だけでなく、事前準備も大切ですので、お買いものができる余裕のある「お出かけ1週間前のチェックリスト」としてご活用下さい。

もし「あ、それもやっておくと安心!」と思うことがあったら実践してみて頂けたらと思います。

特にお子様連れのお父さん、お母さんはお子様を守る意味でも要チェックです。

1. 暑さ・熱中症対策【当日編】

まずは当日の暑さ対策です。

何と言っても暑さ対策は当日炎天下での行動が物を言います。

1-1. 日差しから身を守る

帽子を被ったり、日傘を指して直射日光を避けることが大事です。

また、日陰を選んで長い時間、日なたにいないようにする工夫も大事です。

帽子はつばが広くて遮光性が高いものを選ぶと良いでしょう。

でも機能性だけでなくファッション性も兼ね備えているといいですね。

お子様用にはお気に入りになってくれれば喜んで被ってくれるでしょう。

帽子より日光を遮ってくれるのは日傘です。

日傘を使ったことある方は皆言います。

「暑い日はもう日傘を手放せない!」

最近は「日傘男子」も増えているそうですね。

男性用日傘の品揃えも豊富です。

1-2. 水分をこまめに摂る

のどが渇く前に水分補給することが大切です。

水筒やペットボトルを持ち歩いていつでもどこでも飲めるようにしておきましょう。

水分補給は冷たいものよりも常温の方がお腹に優しく適しているとも言われています。

ただ炎天下では常温ではなく「お湯」になってしまうかもしれませんので、保温性のあるステンレスボトルの携帯が良いかもしれませんね。

ひも付きだと持ち歩き便利です。

1-3. 塩分を摂る

夏場に炎天下で作業している「プロ」なら誰もが気を付けていますが、レジャーのケースではどうしても忘れがち。

それが塩分です。

過度に摂る必要はありませんが、水分ばかりの状態が続くようですと心配です。

かと言って梅干しを持ち歩くわけにも行きません。

そういう時のために携帯しておくと便利なのが様々な塩分補給剤です。

またポカリスエットの様なスポーツ飲料にも塩分が含まれているので普段カロリーを気にして敬遠している方も、猛暑にお出かけの場合はお水よりもスポーツドリンクにするなどしてみていはいかがでしょうか?

1-4. 服装を工夫する

衣服を工夫することで暑さの調節をして体への負担を和らげましょう。

麻や綿など通気性に優れた素材の洋服を常備しておくと良いでしょう。

「暑いときはこれ着てこう!」って感じで楽しくなるような可愛いファッションアイテムが見つかると良いですね。

更に下着は吸水性や速乾性に優れた素材ですとべたつかず気持ちよく過ごせます。

下着を着ないと汗をかいた後にクーラーがキンキンに効いたところに入ると風邪をひいてしまうかもしれません。

クーラー対策として薄手のカーディガンを用意しておくと安心です。

最近は紫外線カット効果を施した「UVカットカーディガン」もあるようです。

1-5. 冷却グッズでヒンヤリ気持ちよく

冷却シートやスカーフ、スプレーいろいろなタイプの冷却グッズが市販されています。

「体を冷やす」ことは熱中症対策に有効です。

スプレーや冷却シートを使ってお手軽に体温を下げましょう。

それでも足りない時のために、冷たいスカーフやタオルで冷やします。

首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと効率よく体を冷やすことができます。

1-6. 気温と湿度の確認を

気温の上昇が激しいと体力の消耗も一気にきます。

一定の暑さを超えると「暑い!」で済ませてしまいがちですが、体の負担の限界点を超えていないか注意が必要です。

特に高齢の方や小さなお子様が一緒の場合には負担のレベルを意識すべきでしょう。

日本気象協会監修の「携帯型熱中症計」というものもあります。

10分おきに自動で熱中症の危険性を計測して、ブザーとLEDライトで知らせてくれるというものです。

1-7. 休息を充分取りながら行動する

炎天下では暑さで体力が消耗し思っている以上に疲労するものです。

しかも屋外であちこち歩いたり、人ごみのなかをかき分けたり、長蛇の列に並んだりするようなことがあればなおさらです。

休息をこまめにとって無理のない行動で体の負担を和らげることを意識しましょう。

2. 暑さ・熱中症対策【準備編】

ここまで外出当日の対策をご覧になって頂きましたが、前日・出発までにできることもありますのでしっかり準備して外出に備えましょう。

2-1. 睡眠をしっかりとる

寝不足の体に太陽ギラギラの炎天下。

考えただけでも辛くなってきます。

前日は早めに眠りにつきましょう。

眠れなくても横になり目をつむるだけでも体を休ませることができます。

2-2. 食事をしっかり摂る

食事を充分にしないと体力負けが心配です。

朝からしっかり食事を摂りましょう。

前日の睡眠が十分でないと食欲もなくなり食事への影響もしてしまいますね。

また朝食が苦手が人はバランス良く栄養補給できる栄養補助食品を常備しておくと良いかもしれません。

2-3. 外出先の状況を確認しておく

普段の生活圏から離れた地域に外出予定の場合には外出先の状況を事前に良く把握しておきましょう。

地域や環境によって気温や湿度も異なりますので、確認するようにしましょう。

例えば盆地の夏の暑さは尋常ではありません。

最高気温だけでなくその日の温度と湿度の変化を知ると予防効果があるようです。

気象庁のアメダスのサイトでは全国の気温・湿度が確認できます。

またWEBサイトの予報、注意報などの有無も確認しましょう。

2-4. 事前の準備は余裕を持って早めに済ませて

洋服や小物などは予定が決まったら慌てないように早めに購入しておきましょう。

3. こんな方には注意を

3-1. 子どもの熱中症対策

子どもは成人と比較して体温調節機能が十分発達していません。

また体力的に劣りますので注意が必要です。

特に乳幼児を連れての炎天下の外出は極力避けましょう。

どうしても外出が必要な場合には各種対策を万全にした上で以下の点も併せて実行しましょう。

  • 水分補給は確実に
    通常の飲料の他に確実な水分補給のために経口補水液等を準備しておくのも良いかもしれませんね。
  • 日差しから守る
    帽子を被らせたり、ベビーカーで充分に日差しを遮るようにこまめに確認しましょう。
  • 地面の熱に気を付ける
    背が低い、ベビーカー等思っている以上に地面と近い環境は照り返し等地表の熱の影響を受けやすいのが子供の炎天下の環境です。特にアスファルト等の放射熱は気を付けましょう。
  • 置き去り厳禁!
    あかちゃんは自分の力で移動できません。「寝ているから」「ちょっとの時間だから」と放置することは危険です。車内への置き去りは生死にかかわります。
  • 周りの大人が気に掛ける
    あかちゃんの場合はもちろんですが、小さな子どもは自分の体調変化に気付かないまま一気に熱中症になってしまう可能性があります。汗のかき方や顔色の様子をこまめに確認するようにしましょう。
  • 子どもだけで行動させない
    大人が目の届く範囲を超えて子供だけで行動させるのはやめた方が良いでしょう。様子を気に掛けることもできずこまめな水分補給等もされない心配もあります。

3-2. 高齢者の熱中症対策

炎天下の外出は高齢者にとってかなり疲労を伴う過酷な状況と言えます。

できれば外出は避けた方が無難です。

やむを得ない場合には以下のようなことに特に注意しましょう。

  • 気温を意識する
    高齢者は体温調節機能が落ちてくるだけでなく、体感が鈍くなり暑さを感じなる傾向があります。従って熱中症計等を活用してまわりの危険度を察知しましょう。熱中症計のアラーム感度を高齢者に合わせておくと良いでしょう。
  • 水分補給の工夫
    高齢者の方は体内水分量が減少して「脱水症状になりやすい」という傾向があります。さらに察知しにくいため水分補給を怠りがちです。「のどが渇く前」に水分補給を定時間で促す等が大事です。
  • 塩分補給の工夫
    塩分も「タブレットのようなもの」を受け付けない可能性もありますので漬物等を持参するのが良いかもしれません。キュウリやナスの漬物なら水分・塩分が同時に摂れて良いかもしれません。高血圧等で塩分を制限されている方は事前にかかりつけ医に相談してみると良いかもしれません。
  • 周りが気にかけてマメな声掛け
    高齢者は迷惑をかけないように気を遣って我慢することが多いと思います。こちらから声を掛けて「我慢しなくて良い環境」を作ってあげましょう。
  • 休憩を十分に
    そもそも足腰が弱くなり外出そのものも辛くなってきます。その上炎天下で体力を消耗した状態での立ちっぱなし、歩きっぱなしは過酷です。こまめな休息で無理の無い行動計画を立てましょう。

3-3. ダイエット中の熱中症対策

ダイエット中で食事制限をしている方も炎天下への外出は体力が要ることと理解して栄養補給をきちんとするべきでしょう。

カロリーも十分消費しますから前日の夕食や当日の朝食はバランスよく摂りましょう。

糖分も疲労回復に有効ですから『普段我慢してるスィーツを取れる千載一遇のチャンス』だと思って食べちゃいましょう。

4. 更に熱中症を極めるなら、これがイチオシ!

2015年1年間で日本で熱中症による救急搬送された方の人数は何人くらいだと思いますか?

2014年1年間の日本の熱中症による病院受診者はどうでしょうか?

5万6千人の救急搬送者に28万5千人の受診者って驚きですよね?

2018年の暑さで熱中症が騒がれていますが、実は以前から熱中症患者がびっくりするほど多いんですね。

上の動画を作成した『日本気象協会』のサイトは熱中症のことが網羅されています。

この記事執筆にあたっても大変参考にさせて頂きました。

この記事でご紹介した熱中症対策だけでなく、応急処置のポイントや「熱中症セルフチェック」、暑さに負けないレシピの紹介など網羅されています。

また各地の月別気温傾向を随時更新されていたり、「あなたの街の患者数予測と熱中症情報」といった統計や予測も豊富です。

更に「ねっちゅうしょうよぼうのうた・ダンス」まで作って子供たちへの啓蒙活動にも熱心です。

是非お子様のいるご家庭は家庭内で流行らせて熱中症予防を身近にしてみるツールにしてはいかがでしょうか?

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