食品サンプルで有名な合羽橋(かっぱ橋)の道具街は外国人観光客にも人気スポットで「1度は行きたいな」と思っている方も多いかと思います。
お寿司のピアスやイヤリングをテレビなどで紹介されて人気商品の様ですね。
今回、食品サンプルの製作体験をしてきました。
食品サンプルをアレンジしたお土産を物色するのもとても楽しいですが、製作体験もとても楽しかったのでご紹介したいと思います。
1. 食品サンプル製作 体験記
それでは私たちの当日のサンプル体験をご紹介します。
1-1. 身支度をしっかりと
会場についてお金を支払ったらまずは荷物を棚にしまって身支度をすることになります。
身支度としては以下の様になります。
- 指にはめている指輪類を外す
- 用意されたエプロンを身に付ける
- 用意された番号のバッチを身に付ける
1-2. 注意事項の説明
全員でインストラクターのお姉さんの説明を聞きます。
ぬるま湯とは言え、温度を保つための保温器具や溶かした蝋(ろう)の温度を保つ鍋が熱くなっていますので注意が必要です。
良く注意事項を聞いておきましょう。
左の写真の様に水槽には42~3℃のぬるま湯が入っています。
右の写真の手前のカラフルな液体は色のついた蝋(ろう)です。
こちらはもっと熱くてトロットロに溶けています。
1-3. 具材を選ぶ
レタス製作は共通ですが、天ぷらの具材は好きなものを2つ選べます。
選んだら自分の容器に置いてスタンバイ!
エビ、ピーマン、ナス、シイタケ、カボチャ、レンコン、サツマイモが用意されていました。
私(12番)はエビとナスを選択!
やはり見映えがするエビは1番人気のようです。
我が家は全員チョイスしました。
それでは作っていきましょう。
1-4. 天ぷらのサンプル製作
天ぷらは衣をカラッとした感じに仕上げるのがコツです。
どうするとカラッとした感じがでるかというと高いところから蝋を垂らしていくことだそうです。
最初は緊張して、どぼどぼと予想以上に垂れてしまってとても狙いを定めることができずに焦ります。
でもインストラクターのお姉さんが優しくアドバイスしてくれます。
しかも手で丁寧に形を整えてくれます。
エビはしっぽを持ちながら衣に乗せて水中でクルッと回転させ、ナスやピーマンは衣に静かに載せてから上から指で押して水中に潜らせて裏返す感じで衣を絡ませます。
衣が具に絡まったら水から揚げて衣の形を整えます。
場合によっては爪や指ではみ出し過ぎた衣をちぎって大きさを整えながら下側に回り込ませます。
ただ置いた時には下側は見えませんのであまり念入りにやり過ぎて衣のカラッとした感じを手でつぶさないようにほどほどにします。
形が整ったら水につけて固めます。
こんな感じで器で乾かします。
天ぷらの出来上がり!
1-5. レタスのサンプル製作
レタスは2色の蝋を使います。
まずは「芯」となる白い蝋を垂らします。
拠点となる蝋が少し固まったらその上に蝋を「貯める」感じで垂らしたら、オタマの背でゆっくりと横に延ばしていきます。
天ぷらの衣とは逆に水面すれすれで蝋を垂らして「なめらかな感じを損なわない」ことが大切です。
白い蝋が「帯状」に延ばせたら葉っぱの部分の緑の蝋を垂らしていきます。
白い帯の片側に沿う感じで横に垂らしていきます。
さぁ!ここからが本日のメインイベントですっ!
緑の固まっていない蝋を載せたまま水槽の奥へ水面をずらしたら、そこから一気にぬるま湯にくぐらせながら手前に引いていきます。
こうすると微妙なしわが適度に入ってまさに「葉っぱ」な感じに蝋が伸びてくれるのです。
不思議ですねぇ。
1枚の大きな葉っぱが出来上がったら白い芯の部分をつまんで折りたたむようにしながら、全体を包んでいきます。
最後は優しく手で包み込むようにしながらレタスらしい形に整えていきます。
そして適度にぬるま湯に浸して適温にしたレタスをサクッと包丁で二つに切ります。
これが見事に本物のレタスの様に切れるんですね。
内側も本当のレタスの様にシワシワしていて、包丁で切ると「よりリアル」な感じです。
2. 食品サンプル製作体験 感想
とっても楽しく体験することができました。
2-1. ちゃんとできるかな?
最初は上手にできるか不安でした。
前の人がうまくいくと余計プレッシャーがかかったりして…。
でも安心して下さい。
インストラクターのお姉さん方はとっても教え上手です。
褒めつつもフォローする力量が半端ない!
さすがプロフェッショナルです。
2-2. 順番待ちで飽きちゃうことはない?
一つの水槽で8名前後で行うようです。
今回は私たち家族が4名、もう一組のご家族が3名の合計7名での作業でした。
製作時間はそんなに沢山ある体験ではありませんが、他の人の作業を見ているのも面白いので飽きません。
ほどよく家族の作業の写真をとる時間が取れてちょうど良い感じです。
注意事項説明等も含めて1時間程度といったところです。
2-3. お持ち帰りは大丈夫?
出来上がった作品は湿気取りとクッションに紙を包みながらパックに詰めてお持ち帰り。
紙袋に入れてくれるまでインストラクターの方が丁寧にしてくれますので安心です。
「蝋は熱に弱い」というお話でしたので、帰ったら「タダの蝋」になってやしないか心配しましたが、直射日光にさらしたり熱いところに接するようなことが無ければ普通に電車に乗って帰っても問題ありません。
大人も小さなお子さんも楽しめる、しかもお土産ができちゃうお手軽体験型レジャーとしておススメです。
2-4. 人数分だけ溢れるレタス
この「食品サンプル製作体験」は、見学ができないルールです。
ですからお子さんだけ体験してもらって親御さんはカメラマン、ということができません。
まぁ、大人がやっても楽しめるので良いのですが、家に帰って人数分の天ぷらとレタスをどうするか、という課題があります。
お土産で売っているビニール製の様々なサンプル品と違って蝋製品なので柔らかく脆いです。
置き場所さえ適切なら置物としては問題ありませんが、キーホルダーみたいに転用するのは難しい作品たちです。
良い活用法を考えられた方は是非教えて下さい!
3. 食品サンプル製作体験 基本情報
今回は合羽橋道具街にある、「元祖 食品サンプル屋」さんにお邪魔して体験させて頂きました。
詳細な情報は上記の公式サイトでご確認下さい。
3-1. 注意事項
上記の公式サイトを良くお読み頂ければお分かりかと思いますが、何点か注意事項をお伝えします。
- 予約制
予約制なのでサイトで予約状況を確認してフリーダイヤルへお電話にて事前申し込みしましょう - 2ヶ所ある会場
会場が2ヶ所あります。合羽橋店は本館と別館の2ヶ所があります。予約時に良くご確認を。 - 時間に余裕を持って
他のグループと一緒に説明を受けての体験ですので遅刻して迷惑がかからない様に注意しましょう
3-2. どんなサンプルが作れるの?
期間によって作れるサンプルは違います。
現在の「常時実施メニュー」は「天ぷら&レタス」です。
冒頭の写真は私たちも製作したこの常時実施メニューの天ぷらとレタスの作品です。
期間限定メニューとして以下のサンプルが製作できます。
- ベリーワッフル
- イチゴパフェ
- ホットサンド
尚、ホットサンドは「特別料金※1」で長時間の作業※2となる「スペシャルデー」の製作となっております。
※1 5千円~6千円 ※2約2時間
このスペシャルデーには過去に「海鮮丼」「鍋焼きうどん」「たい焼き&焼きいも」「餃子・春巻・杏仁豆腐セット」「シャルロットケーキ&ホットチョコレート」「ブッシュ・ド・ノエル」「江戸前寿司」等のサンプルの体験できました。
3-3. 元祖サンプル屋 基本情報
- 所在地
[本館]東京都台東区西浅草3-7-6
[別館]東京都台東区西浅草2-25-9 - TEL 0120-17-1839(フリーダイヤル)
FAX 03-3841-1456 - E-mail: ganso-info@ganso-sample.com
- 営業時間 10:00~17:30
- 定休日 無
- アクセス(本館ショールーム)
・つくばエクスプレス「浅草駅」A2出口徒歩5分
・東京メトロ銀座線「田原町駅」出口徒歩12分
・東京メトロ日比谷線「入谷駅」1番出口徒歩15分
・つくばエクスプレス「浅草駅」A2出口徒歩5分
4. ショールームも楽しい「元祖食品サンプル屋」
もちろん、このお店はお土産も豊富に扱っています。
本当に見ていて楽しくなります。
ラーメンやチャーハンの「箸が空中に浮いているサンプル」の製作キットまで売り出されています。
現場での製作体験が難しい方はこういったお土産で自宅でじっくり楽しんでみるのも良いかもしれません。
今回は私は餃子のマグネットを購入しました。
合羽橋ではこんな写真を撮って帰ってきました。
スカイツリーがとっても近くにそびえてました。