通販で組み立て式のロフトベッドを購入して現在は快適に便利に利用させてもらっています。
購入者・利用者として気付いた点をまとめてみました。
ロフトベッド購入をご検討の方にお役立ち情報とご利用頂けたら幸いです。
1. ロフトベッド購入前に押さえておきたいポイント
それでは私が実際に購入してみて、そしてロフトベッドに実際に寝る生活をしてみて気づいたことを順番にご紹介しましょう。
1-1. 天井との距離
誰もが気になる天井と布団との距離です。
私は寝起きが悪く起きた直後は大抵寝ぼけています。
慌てて起きて「身を起こしたらそこに天井があった」というシチュエーションは避けたいものです。
1-1-1. 規格・サイズはあくまでも「布団なし」のもの
通販サイトにもベッドの基本仕様としてサイズは記載されていますが、人は布団の上で寝るわけですから布団の厚みを考慮することをお忘れなく。
寸法を検討する際に規格の数値だけで計算することの無いように注意しましょう。
1-1-2. マットレスの厚みは重要
厚みに関しては布団だけではなくマットレスも考慮しなくてはなりません。
私の場合、最初は畳の上で寝ていたマットレスを流用してみましたが背中がゴツゴツして痛いので余っていたマットレスをもう一枚重ねて「マットレス2枚重ね」で使用しています。
そうするとその分「寝る位置」が高くなりますので天井までの距離が縮まります。
ちなみにベッドの底面はこんな感じです。
思っていた以上に針金メッシュのデコボコ感を背中に感じて薄いマットレスだと寝心地に影響します。
マットレスの検討は思いのほか重要です。
特に天井までの距離が十分取れない場合は慎重に検討して欲しいところです。
1-1-3. 「気持ち」の問題も馬鹿にできない
私の場合は前述のとおり、「上半身を起こした時に天井に頭がぶつからない」点だけクリアすれば他に気にすることはありませんでしたが、天井が近すぎると圧迫感があって落ち着いて寝られない、という方もいるようです。
我が家では息子がこの点が受け入れられずロフトベッドではなく通常のベッドを購入しています。
家具屋さんでは天井が高いので「天井との距離の圧迫感」を体感することができません。
この点は購入前に良く検討してみた方が良いかもしれません。
布団に入ってごろごろしながら本を読んだりスマホをいじったりするのが好きな人にとっては、心を癒す快適空間であった「寝床」が無くなってしまうこともあり得ます。
そんな悲しい状況にならないためにロフトベッド購入そのものも含めて「天井との距離」を考えてみることは大切ではないでしょうか?
大きな段ボール等で寝ながら実体験してみる、なんて方法も「あり」ではないでしょうか?
1-2. 「宮」の有無は日々の生活に直結する
「宮」とはベッドの頭側の小物入れや電灯等がついている部分です。
ロフトベッドは大きさの制約がある部屋で使うことが多いので宮も省スペースでシンプルなタイプが多いようです。
でもシンプルであっても有ると無しでは大いなる違いがあると思います。
通常のベッドではサイドテーブルを置いたりできますが、ロフトベッドでは周りは空間で小物を置くスペースも棚もありません。
ベッドサイドに置き場所があった方が良い小物って意外にあります。
それをわざわざ取りに行ったりするのは不便なものです。
1-2-1. ベッドサイドに置きたいもの
ベッドサイドに置きたいものってどんなモノがありますでしょうか?
- スマホ
- 目覚まし時計
- エアコンのリモコン
- 部屋の照明のリモコン
- メガネ
- イヤホン
- 文庫本
- ボックスティッシュ
これらを置くにはそれほど広いスペースは必要ありませんが、置き場所が無ければそれに代わることを検討する必要があります。
1-2-2. 宮付きのロフトベッドを購入しない選択と対策
宮付きのロフトベッドのデメリットは、価格が上がること、ベッドの長さが長くなること、といったところだと思います。
予算や部屋の寸法などの制約条件との兼ね合いで選べば良いと思います。
もし宮なしの商品を選んだ場合、代替手段としてちょっとしたカゴなどを購入して手すり部分などにひっかけて「小物入れ」にして使うといった方法も考えられます。
我が家は「宮」についてまったく検討もせず購入してしまったのでちょっと後悔しました。
でもレイアウト次第でこんなこともできます。
とてもしっかりした2連のカーテンレールがあるのでそのレールの上にトレイを載せてメガネや照明・エアコンのリモコン、電話の子機などを置いています。
メガネは立てられるペン立てを流用しています。
どれも100円ショップで揃います。
コンセント付きの宮もあり便利そうですが、私は延長電源タップをぶら下げて使っています。
1-3. 頑丈さと音について
品質としてやっぱり頑丈さ、丈夫さはとても大事な要素です。
材質によって特徴もありますが、やっぱり「造りがしっかりしている」ことが重要です。
もし通販で購入するならレビューなども重視して情報を集めてから購入に踏み切ることが肝要です。
私の購入した商品はとてもしっかりして揺れが気になりません。
揺れがあるとそれに伴い「みしみし」と音がすることもあります。
組み立て方の問題もあるでしょうから商品選びをしっかりするとともにきちんと組み立てることにも注意しましょう。
2. 組み立てに関する注意点
通販の商品レビューを読んでみると思いのほか一人で組み立てている人が多いことに驚きました。
確かにほとんどが部品同士をビス留めするだけの簡単な作業ですが、ひとつひとつの部品が大きくて重いのでやっぱり部品を固定する人とビス留めする人が別々の方が作業ははるかに簡単です。
ですから作業は二人以上で行うことをお勧めします。
その他にもいくつか気づいた点がありますのでご紹介します。
2-1. 組み立てスペース+部品仮置きスペースの確保
組み立てにはそれなりの広さを必要とすることを念頭に置く必要があります。
思っている以上にたくさんの部品がある印象です。
そして重くて大きいです。
スペースに余裕のない部屋で利用する場合、届いた荷物を組み立てる部屋(つまりは設置する部屋)に置いてしまうと邪魔になるかもしれません。
従って、設置する部屋をかなりすっきり片づける必要があること以外に届いた部品を置いておくスペースも確保する必要があることを念頭に置きます。
2-2. 商品到着日と作業予定日
梱包された商品はかなりの大きさがあります。
それなりに組み立てするのに覚悟がいる商品ですので、早めに注文して商品が届いたら組み立てするまで保管するといってもそれなりのスペースが必要です。
居住空間をかなり圧迫することとなりますので、できれば到着日に組み立ててしまいたいものです。
設置する部屋や仮置きしようとしている部屋の片づけに要する期間と注文してから商品到着までの日数をよく検討しておくと良いと思います。
2-3. 工具が揃っていると作業がはかどる
組み立てはぱぱっと終わらせたいものです。
できれば家族で役割分担を決めて二人以上で組み立てたいところです。
その時に工具をあらかじめ用意しておくとはかどります。
2-3-1. ドライバー等の工具は作業人数分確保しておく
組み立ての行程はほとんどが部品の位置合わせとビス(ボルト)留めです。
ボルトを回すドライバー・六角レンチ・スパナは作業人数分確保しておくと一気に終わってしまいます。
妻はいろいろな組み立て式の家具を購入した時に同梱されてくる六角レンチなどを捨てずにとっておくのでこういう時に役立ちます。
2-3-2. 電動ドライバーは強い味方
こういった作業の時に電動ドライバーは威力を発揮します。
何と言ってもラクチンで早いです。
家具の組み立て程度なら安い商品でも十分です。
1,000円程度の出費なら今後のこともありますので購入を検討しても良いかもしれません。
3. 通販での購入に関しての注意点
通販では実物を見ることができないので基本性能や寸法を良く確認して購入者のレビューも参考にしながら購入商品を検討することと思います。
3-1. 商品到着日を綿密に確認しておく
前述の通り商品到着日に組み立ててしまうのが理想です。
週末に組み立てる予定を立てている場合に到着日指定ができないとちょっと置き場所に困ってしまうかもしれません。
到着日指定の可否を確認するとともに片づけられるかどうか自信が持てる日程にして到着日を計画的に検討して注文しましょう。
3-2. 梱包サイズを確認しておく
戸建ての2階で利用する場合に梱包された大きな荷物が階段を上がることができない、なんてことも想定されます。
自宅の導線を考えて梱包サイズを良く確かめておいた方が安心です。
大きさだけでなく「形」が導線に合わない場合もありますので注意が必要です。
尚、我が家では1階の別の部屋で開梱して部品をばらしてから設置する2階の部屋まで運ぶことにしました。
この方法ですと作業空間が広々使えますし2階に運ぶ荷物の軽量化が図れます。
3-3. 実物を見ておく
通販は自宅に居ながらにして沢山の品揃えの中から商品を選べるところに利点があるもののロフトベッドは毎日利用するもので居住スペースを大きく変化させる買い物です。
出来ることなら実物を見ておくに越したことはありません。
特に一度もロフトベッドを見たことが無い方は家具屋さんで一度は「どんなものか」、高さや大きさの実体験をしておく方が安心です。
4. ロフトベッドのタイプ別特徴
私が購入したのは下のタイプです。
階段式・机付きです。
写真では宮付きになっていますが私のは宮なしです。
タイプ別の特徴と選択時のポイントをご紹介します。
4-1. 【ハシゴ式】⇔【階段式】
階段式のメリットはなんといっても安定した昇り降りができる点です。
私の様に足腰にガタが来始めていると階段が楽で良いです。
また階段の下にも荷物を置くスペースができる点も嬉しいです。
その反面、はしご式より価格が上がりますし設置スペースも余分に必要とします。
階段は他の付属品よりも価格が高めとなります。
予算を低く抑えたい場合にはここを外すのが効果的になります。
それと掃除が嫌いに方には階段部にホコリが溜まりやすい点もデメリットとして挙げておきましょうか…。
でも私は階段式で良かったと思っています。
寝起きはいつもバタバタしていてハシゴ式だと恐いので…。
4-2. 複合機能
ベッドのみと比較して他のものは価格がその分上がります。
予算との兼ね合いで選びます。
ベッドの下に何も付いていなくても下にカラーボックスや収納ボックスをおけば収納スペースを確保できるのでロフトベッドの目的は十分果たせます。
あくまでもベッドを上に持ち上げたスペースに「何を置きたかったか」で考えれば迷うこともないでしょう。
4-2-1. ベッドのみ
ベッドの下に何もないシンプルなタイプです。
最大の利点は価格が安いことでしょう。
また、いつでも思いついた時にスペースを変更できますので自由度が高いと言えます。
これ以降ご紹介する「複合機能付き商品」は後から付け足すことは比較的簡単にできます。
フラットな一枚板の机が以前から欲しかったとか、部屋のスペース上選択肢が無い、という方以外はシンプルタイプが良いかもしれませんね。
4-2-2. デスク付き
ベッドの下にデスクが付いているタイプです。
フラットな一枚板のデスクがオーソドックスなタイプですが、小さなデスクが付いているタイプや一部がデスク、一部がハンガーとなっているタイプ、本棚付きなどバリエーションがあります。
ベッドを置いたら机を置くスペースが取れない方に最適なタイプです。
4-2-3. ハンガー付き
ベッドの下がハンガーになっていてクローゼットの様に使用するタイプです。
カーテン付きもありますね。
雑然とした収納スペースを目隠ししたい方には良いかもしれません。
その場合は奥に窓がない側に設置した方が採光には適しているかもしれませんね。
また小さな机とクローゼットと両方を兼ね備えたタイプもあります。
パソコンの簡単な作業スペースだけ欲しい方に便利かもしれません。
4-2-4. ソファ付き
ベッドの下にソファが付いているタイプです。
ソファベッドになり2段ベッドとして使うことも可能です。
更にソファの下に引出型収納のあるタイプもあります。
4-2-5. 収納付き
また危険度が低い背の低いタイプでそこそこの収納スペースを確保したい向けの商品もあります。
これなら天井までの高さに余裕があるので圧迫感が気になる方には選択肢として検討してみても良いかもしませんね。
収納もセットになっていてあれこれ探すのが面倒な方には便利でお買い得かもしれません。
X-1. 〔購入後に気付いた〕ロフトベッド購入の盲点 3つのポイント
私が購入後に「え?こんな感じなの?」って意外に感じたことをご紹介した記事を書いています。
X-2. ロフトベッド活用法 私のコーディネート
私が購入後にしたロフトベッドのコーディネートについてご紹介した記事です。
ロフトベッドならではのスペース有効活用などについてご紹介しています。
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