父が患っている<老人性てんかん>のお話をしようと思います。
1. 認知症として治療していた父
私の父は2年程前、物忘れ外来で「認知症」と診断され、すぐに認知症の薬の服用が始まりました。
途中、薬の量や種類の変更もありましたが、病気の進行を遅らせることが出来ると本人も家族も期待し、飲み忘れに注意して服用を続けました。
しかし、薬が効いているとは思えない程、認知症の症状は進む一方で本人はもちろん、支える家族もとてもとても辛い日々を送っていました。
2. 母が気付いた父の『いつもと違う様子』
そんなある日、母が父の様子がいつもと違うことに気づきました。
ほんの数十秒のことですが、虚ろな目で一点を見つめ、「てんかん」のように歯を食い縛っていたと言うのです。
父に「今どうしたの?」と聞いても、その間の記憶はおろか歯を食い縛っていたことも覚えていません。
それ以来、母は父の様子をよく観察するようになりました。すると頻繁ではありませんが、時々『てんかん』のような仕草をしていることがわかりました。
3. 『老人性てんかん』の存在を知った
そしてタイミング良く、母がよく聴いているラジオの健康番組で 以下の情報を手に入れました。
- 「老人性のてんかん」と言う病気がある
- 症状が認知症と良く似ているため誤診されているケースが多い
- 脳波の検査をすれば、特徴的な波形が出るのですぐ「老人性てんかん」と判断出来る
- 最近分かってきたことなので、脳神経外科医でもこういう情報を知らない医師もいる
この情報を入手してどうしたのか?
続きは次の記事でご紹介いたします。
この記事は2014年7月18日に書かれたものをブログ引っ越しを機にリライトしたものです。記事中の時系列も記事執筆当時のものになっています。