前回の記事の続きで「老人性てんかん」についてお伝えします。
1. 母の『粘り』で診断された父の症状
母は早速 、父をいつもの物忘れ外来に連れて行きました。
そして『てんかん』のような症状が時々あることと、認知症ではなく『老人性てんかん』の可能性もあるのではないかと医師に伝え、脳波の検査をして欲しいと訴えました。
ところが主治医は「認知症に間違いないから脳波の検査は必要ないでしょう」と消極的でした。
母は諦めず医師に食い下がり、脳波の検査をして欲しいと強く訴え、何とか検査してもらうことが出来ました。
その結果、やはり認知症ではなく『老人性てんかん』だったのです。
2. 適正な治療でみるみる回復した父
その日から『てんかん薬』の服用が始まりました。
すると徐々に認知症に似た症状が減り記憶力も回復し、会話も行動も日常生活には困らない程に良くなりました。
もちろん『てんかんの症状』も出ていません。
父に話を聞くと、最近は頭がスッキリして気分も良いそうです。
認知症と言われていた頃は、常に頭がボーッとしていたので当時のことは殆ど覚えていないと言っていました。
こうして父にも家族にも笑顔が戻り、心身共にゆとりを取り戻すことが出来ました。
この記事は2014年7月19日に書かれたものをブログ引っ越しを機にリライトしたものです。記事中の時系列も記事執筆当時のものになっています。