過去記事で、3・4回目のバルーンカテーテル手術が病院の都合で延期になってしまい、すっかり『ふぬけ』状態になってしまったことをお伝えしました。
今回は仕切り直しで迎えた手術の「前夜」といったところをお伝えしたいと思います。
1. 手術に向けて入院準備
いよいよ3回目・4回目のバルーンカテーテル手術に向けて入院する頃となりました。
入院の数日前から、また<延期>の電話が掛かってくるんじゃないかとドキドキしながら入院の支度をしました。
今回の入院で一番気掛かりなのは中学に入って初めて<期末テスト>を経験する息子のことでした。
中間テストより科目も多いし、ちゃんと計画的に勉強してくれるのだろうか?
部活だって忙しく、ほぼ毎日活動があります。
土日も弁当持ちで試合があるし…
息子の勉強のことは高校生の娘に、土日の部活の弁当は主人にお願いしました。
それから、毎晩12時近くに帰宅する主人に代わり子供達の世話をする為、お義母さんがまた泊りに来てくれることになりました。
いつも大変なことを快く引き受けてくれる上、私を本当の娘のように心配し励ましてくれます。
お義母さんがいなかったら安心して入院することは出来ないでしょう。
本当に有難い存在です。
2. 入院前の束の間のコーヒーブレイクと私の誓い
主人の運転で高速に乗り、病院へ。
道が空いていたせいか、予定の時間よりだいぶ早く病院付近に着いてしまいました。
折角だから何処かでお茶でもしてから病院へ、ということになり、病院近くを走っていると…
<コメダコーヒー>を発見。
ずっと前にテレビで紹介されていたのを見たことがありましたが、ウチの近くにはないし、良い機会なので入ってみることに。
メニューを見てエビフライのプレートが食べたかったのですが、残念ながらそれほどお腹空いてない…
よしっ!!
退院の日に<コメダコーヒー>でエビフライのランチを食べよう。
それを楽しみに入院を頑張ろう!!
これからの3週間、病院の薄味の食事に耐えられそうな気がしました。
3. 病室へ『帰ってきた』
相棒の酸素ボンベを転がせば、もういくらでも息切れしないで歩けるようになっていました。
でも病院の受付から病室までは車椅子での移動となりました。
重病人に戻った気分です。
病室に着くと前回、前々回と同じベットに案内されました。
入院期間が長いせいで<自分の部屋に帰ってきた感じ>がして「ただいま」って言いそうになりました。
慣れたベッドと、顔見知りの看護師さんばかりなのでなんだか安心でした。
4. 病室でのサプライズ
入院して暫くは主人が居てくれたので気も紛れますが、帰ってしまうと特にやることもありません。
何気なく携帯を手に取るとメールが来ていました。
主人からでした。
「家に着いた」という連絡だろうと思いましたが、それだけではありませんでした。
「初めて動画作ったから観てね」
と、書いてあったのでクリックすると…
感動して泣いてしまいました。
何度も何度も繰り返して観ては涙しました。
そう言えば、入院の数日前から主人は部屋に篭っていました。
入院の日に間に合うようコッソリこの動画を作ってくれていたんだ。
ものすごく励まされました。
手術でも検査でも点滴でも、なんでも耐えられるし、頑張れる。
入院中、毎日見ては嬉しくて涙して…
優しい家族に恵まれて、難病だけどそれ以上に幸せな自分に気づきました。
※今回ご紹介した動画は主人が公開用にコメントなどを追加したバージョンです。実際に私に送ってくれたのは本編のみのバージョンでした。