前回の記事でバルーンカテーテルの手術前の状況をお伝えしました。
今回はいよいよ手術の模様をお伝えします。
1. 手術1時間前
ついに手術当日の朝が来ました。
午前中の手術なので朝食抜き。
病室で手術着に着替えたり、点滴のチューブを延長したり…
手術室に向かう為の準備が始まりました。
準備が済んだ頃、主人が病室に来てくれました。
1回目の手術は<肺水腫>のリスクが高いので、家族も病院内に待機するよう言われていました。
その為主人は仕事を調整し休みを取ってくれました。
病気になってから家族には心配と迷惑ばかりかけてしまい、申し訳なく思います。
そんな私に主人が励ましの言葉をくれました。
ホント有難いし「よしっ頑張ろう」って前向きな気持ちになりました。
2. 手術10分前
いよいよ車椅子で手術室へ移動。
ドアの前で再び主人から励まされ手術室に入ります。
本人確認の後、手術用キャップをかぶります。
「いよいよだな」と思うと緊張しました。
車椅子から手術台に上がり仰向けに寝ます。
手術室専門?の看護師さん・麻酔医・医師達が手際良く準備をしていきます。
その中に地元のA病院の主治医、B医師がいて声を掛けてくれたので緊張が和らぎました。
しかもカテーテルの操作をしてくれたのもB医師でした。
3. 手術が始まった
右の太ももの付け根からカテーテルを入れるので、まずそこに麻酔を数本打っていきます。
最初の1、2本目がチクっとしましたが、だんだん感覚がなくなるのであまり痛くはありませんでした。
部分麻酔なので意識はハッキリしていますし、医師達の会話も手術室に流れるBGMも聞こえてきます。
私の左側に大きな画面が幾つもあります。
そこに私の肺の画像を映し出し、それを見ながら医師がカテーテルの操作をしていきます。
私の位置からもそれが見えたら気も紛れるのでしょうが、残念ながら見ることは出来ませんでした。
なぜなら肺の画像を撮影する大きな装置が、私の目の前にあって視界を遮っていたからです。
4. 長い手術時間が過ぎていく
たま~に胸に違和感を感じることはあるものの何の痛みもなく、長~い長~い時間が過ぎていきます。
時々、肺の血管の画像を撮るため、息を吸ったり吐いたり、止めたりの指示がありました。
造影剤を使った時は血管の中を熱いものが通る感じがしました。
ずっと同じ姿勢で寝ている為、途中から背中や腰、かかとが自分の体重の重みで痛くなってきました。
動きたいのをしばらく我慢していると手術が終わりました。
4時間が経過していました。
5. 終わった…
この手術で開通した血管は2本。
今回は<肺水腫>のリスクが高いので慎重にやりましたが、次回はもっと積極的に開けていくとの話でした。
カテーテルを抜く時、太ももの付け根を押さえられるので鈍い痛みがありましたが、それよりも手術が無事終わったことに安堵しました。
手術台からベッドに移され ICU(集中治療室)へ移動。
主人と再会出来たことが本当に嬉しかったです。
Coming Soon!