前回の記事でお伝えした通り、手術日のドタバタがあり神への祈りをした私ですがいよいよ手術日当日を迎えました。
1. 手術の時間
手術の2日前、研修医の先生に、
「クリオネさんの手術<午前中>です。」
って言われて、主人にもメールしておきました。
なのに…
手術の前日。
看護師さんからの手術のスケジュール説明では、
「クリオネさんの手術は<午後>になります。」
と。
確かに説明の書類にも<午後>の時間が記入されています。
「ちょっとーちょっと、ちょっと」って突っ込みたくなった。
「研修医の先生から<午前中>って聞いてるんですけど…」
と私。
確認して戻ってきた看護師さんが
「クリオネさんの手術、最初から<午後>で入ってますよ。研修医の先生が見間違えてたみたいです。」
なんと!(◎_◎;)
2. 手術の当日 駆けつけてくれた強い味方
手術の日程が二転三転したものの、無事<3回目のバルーンカテーテル手術>の当日を迎えることができました。
ただ「お告げ」の通り、主人は仕事の都合がつかず来られませんでした。
1人でも大丈夫、なんて思ったけど、やっぱり手術前の緊張する時間は家族がいてくれた方が気も紛れるし心丈夫なんだと思い知らされました。
そんな私を不憫に思ったのか、妹が強行突破、仕事を半休して駆けつけてくれました。
妹よありがとう(*^^*)
3. 手術開始 いざカテーテル挿入! あれっ?
いよいよ、手術が始まりました。
前回と同じく<右の太ももの付け根>に麻酔が打たれ、カテーテルが挿入されます。
と思いましたが、なかなか入らない模様。
暫くして、
「左から入れますね。」
ってことになりました。
が、こちらもなかなか入りません。
医師に、
「前回も足からだったよね?」
と聞かれ、私は、
「はい」
とだけ答えました。
でも心の中で、
「先生ごめんなさい」
と付け加えました。
なぜなら…
前回より少しばかり<太ってしまっていた>からです。
以前、何かの記事で、
「皮下脂肪が多い患者は血管が見つけにくく、治療がやりにくい。」
と読んだことがあります。
それで急遽、
「首からやります。」
ってことになりました。
医師にとっては患者の顎が邪魔になるので、首からのカテーテル操作はやりにくいと聞いたことがあります。
「先生、ホント太ってしまってごめんなさい」
ε-(´∀`; )
そして新たに首に消毒をされ、顔までスッポリ青いシートを被せられました。
視界はゼロだけど、リラックス度はMAXに。
ここから睡魔との闘いが始まりました。
4. 手術中の痛み
ところが時間が経つにつれ首の痛みが強くなってきました。
特にカテーテルを抜き差しする操作の時、医師が首の挿入口を押さえるのですが、この痛みが辛くて辛くて…
ついに我慢できず麻酔を追加してもらう程でした。
<痛み>という点では足からの方が断然楽だったなあ。
5. 術後の安静 首からの方が楽 (*^^*)
手術は3時間で無事終了。
術後はICUに入ることもなく、すぐに病室へ戻されました。
今回はカテーテル挿入が首からでしたので、術後の安静時間は3時間で済みました。
ベッドから降りることは許されないし、首を急激に動かす動作も傷口から出血する危険があるので気をつけなければいけません。
でも、足も手も動かせるし仰向けに寝てなくても良いので、腰や臀部の痛みもなくて楽でした。
6. 手術の効果
肺高血圧症とされる数値は安静時の肺動脈平均圧が『25㎜Hg』以上。
初めて入院し、右心不全が酷かった時の数値は『49㎜Hg』もありました。
2回の手術で『32mmHg』まで下がりました。
術後の説明では、
「次の手術で30以下を目指します。」
と言われていました。
そして、今回受けた3回目の手術直前の数値は『27㎜Hg』まで下がっていたのです。
やったー目標クリア
*\(^o^)/*
次の4回目の手術で肺高血圧症の基準値『25㎜Hg』をクリアできたらいいな。
1週間後の手術への期待が膨らみました。