肺高血圧症患者が紹介する『酸素』との暮らし ~お出かけ編~

前回の記事では難病治療におけるお金にまつわるお話をお伝えしました。

今回は「お出かけ」についてご紹介したいと思います。

1. ショッピングだって楽しめる

昨日は家族で近くのショッピングモールに行って来ました。

店内はかなり広いので、買い物して歩くだけで軽~い運動が出来るほどです。

筋肉を落とさない為と、又いつかやるであろう6分間歩行テストの訓練を兼ねて頑張って歩きます。

〈相棒〉の携帯用酸素を転がしながら、息が上がらないよう気をつけて「ゆっくり目」に歩いていると、いつも家族と離れてしまいます。

するといつも子供達が気づいて、私の横を同じ歩調で歩いてくれます。

「病人と生活することで思いやる気持ちが育ってくれて…」

なーんて自分が病気になった意味を都合良く前向きに解釈しています。

2. 気になる?『カニューラ』

外出時は酸素を吸う為、鼻に透明のチューブ<カニューラ>を必ずつけて歩きます。

秋・冬は風邪やインフルエンザ予防、春は花粉症対策の為にマスクをするので、ついでにカニューラを隠すことが出来ます。

しかし、この夏の暑さの中でマスクをすると逆に息苦しくて仕方ありません。

ですから私はマスクをせず、カニューラ剥き出しで歩いています。

ジロジロ見られるのを覚悟の上だったのですが意外や意外、そんな人は滅多にいませんでした。

極々たま~にジーッと見てくるのは3、4歳程度の幼児。

それと<マナーを知らなそうな>おじさま&おばさま くらいだ。

最初は自分の方が人目を気にしていたのだが、慣れてくると全く気にならず、今日も堂々とフツーに店内を歩いて来ました。

もしかしたら<クールな人>が多い地域性もあるのかもしれないけれど…

3. ドキドキしちゃう ショッピング中の『防犯ゲート』

そんなことより困るのが、店内に幾つも仕掛けられている防犯ゲートです。

鳴るなら鳴るで毎回鳴ればいいのに、同じ条件で通っても鳴ったり鳴らなかったりするから、いつもドキドキしてしまいます。

どんなドキドキ感かと言うと…

昔TVでやってた「アメリカ横断ウルトラクイズ」で飛行機のトラップから降りて来てゲートをくぐる瞬間みたいな感じ。

だから鳴ってしまうと とっても<残念>な気持ちになってしまいます。

いつも防犯ゲートの少し手前にくると…

福留アナの(あっ 歳がばれてしまう ^^;);

もとい、二代目 福澤アナの「ニューヨークへ行きたいかーっ!」の叫び声と、メロディーが頭の中でリフレイン。

で、今日は…

「全問 不正解」で全てのゲートで鳴りまくり!

とーーーっても<残念>なのでした。

この記事は2014年8月12日に書かれたものをブログ引っ越しを機にリライトしたものです。記事中の時系列も記事執筆当時のものになっています。
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