前回の記事では肺高血圧症が疑われる場合の受診する診療科についてお伝えしました。
今回は血液をサラサラにしてくれる薬・『ワーファリン』についてお伝えします。
1. 術後3ヶ月目の定期健診 その待合室で…
1回目・2回目のバルーンカテーテル手術から3ヶ月が経ちました。
またまた、地元のA病院に行って来ました。
いつも採血が終わると直ぐ、循環器内科の受付に行き<予約票の入ったクリアファイル>を見せて受付を済ませます。
その後、待合室の椅子で待つのですが…
椅子に腰掛けてホッと一息ついた途端、受付で返してもらった<クリアファイル>に血がついていることに気づいきました。
血のついた指を擦り付けたような跡でした。
一瞬、受付の人が怪我してたのかと思いましたが、念のため自分の指も確認。
すると、右手の人差し指にかなりの血がついていました。
でも、切れた跡もなければ痛くもない。
2. 追跡!『血の付いたクリアファイル』
刑事ドラマの<右京さん>みたいに、
「まだ血が乾いていないところを見ると…」
なーんて、原因を探しながら少し前の行動を振り返ってみます。
「右手の人差し指で触れたところってどこだっけ…」
と。
「ああ、そう言えば」
と思いながら左腕の袖をめくると…、
赤い物が目に飛び込んできました。
なんと採血したところから血が漏れていたのです。
採血後に貼ってあった丸い絆創膏が血を吸収し切れず真っ赤に染まり、その周りにも溢れていました。
少しパニックに陥りながらも、強く押さえて止血しました。
それにしても、採血後はいつもと同じくらい押さえていたのに、なんで??
3. 謎が解けた『出血の原因』
血のサラサラ度の目標値2.0~3.0に対し、この日は1.74。
前回の1.54からUPしていました。
「ああ、そうか!!」
さっきの出血の謎が解けました。
『血のサラサラ度UP』=『血が止まりにくい』=『止血に時間がかかる』
つまり、<いつもより>長く止血する必要があったのです。
それにしても注射針程度の穴から、あんなに出血するなんて驚きです。
今までは血のサラサラ度が「上がった」「下がった」と数値にばかりに目がいっていました。
でも、これからは出血に気をつけて生活しないと…
大怪我なんかしたら出血多量で大変なことになるでしょう。
そうだ!
仕舞い込んでた<ワーファリン手帳>もバッグに入れて持ち歩こう。
4. ワーファリン手帳とは…
ワーファリン手帳はワーファリンを処方された調剤薬局でもらえます。
生活の中で注意すべき情報も載っていますが、一番重要なのは<万一の場合に、ワーファリンを飲んでいると気づいてもらうこと>です。
その他にも
- 氏名
- 生年月日
- 住所と電話番号
- 病名
- 病院名と電話番号
- 主治医名
が記入できるページもあります。
今の時代、いつ何が起きるか分かりません。
もし外出先で一人、意識が無い時でも、この手帳が私を救ってくれるかもしれません。
5. 術後3ヶ月の心不全値は?
心不全値(BNP)は12.4。
前回の『4』に比べると上がってしまいましたが、正常値の範囲内なので安心、安心!!