前回の記事では肺高血圧症と闘う少女のお話をご紹介しました。
今回は同じ肺高血圧症の私の現況をお伝えしたいと思います。
1. 私の病名
肺高血圧症の中にも幾つかの種類があります。
私の病名は<慢性血栓塞栓性肺高血圧症:CTEPH>と言います。
初めてこの長ったらしい病名を医師から聞いた時、
「ちょっと何言ってんのか分かんないんですけど…」
って心の中で思った。
お笑い芸人のサンドウィッチマン(富澤たけしさん)みたいに…
それで病名を紙に書いてもらい持ち帰りました。
あの日から1年5ヶ月が過ぎました。
その間には、心不全が急に悪化して入院したり、手術の為にも2度入院して、全部で4回もバルーンカテーテル手術を受けました。
長かったような短かったような…
2. 術後の経過
医師から、
「この手術は術後すぐではなく、1ヶ月経った頃に良くなったと言う患者さんが多い」
と聞いていましたが本当でした。
最後の手術から<1ヶ月半>経った頃、なんだか呼吸がとっても楽になった気がしてきたのです。
本当に本当に嬉しくてしょうがない。
そこで…この病気のことは時系列に書いてきているのですが、今日は順序を無視してここ数日の病状を書いてみます。
3. 術後2ヶ月目の今日
「ホントに良くなっているなー」と確信。
胸の重苦しい感じがなくなり、呼吸がとっても楽になりました。
あまりにも嬉しくて嬉しくて、何度も深呼吸をしてみる。
術後すぐから出ていた軽い咳も最近殆ど出ていません。
手術後の経過も良いので、医師からは、
「安静時なら自覚症状がなければ在宅酸素もしなくて良い」
と言われています。
鼻づまりで呼吸しにくい時があるのでその時は酸素を吸いますが、カニューラを外して過ごせる時間が増えてきました。
ただ、安静時と言っても寝る時は心臓に負担がかかるということで、睡眠時の酸素は欠かせません。
外出時も相変わらず相棒の<携帯用酸素>を持参するものの、運転中と歩く時以外は外しても大丈夫になりました。
だから、食事やティータイムでレストランにいる間はカニューラを外しています。
本当に本当に嬉しくて堪らない気持ちでいっぱいです。
歩く速さも息切れしないよう気をつけながらではありますが、以前より若干速く歩けるようになりました。
安静時の血中酸素濃度をパルスオキシメーターで測ってみました。
酸素なしで98もありました。
自宅の階段を息切れしないようにゆっくり登った時の数値は、酸素なしで91。
この数値がもう少し上がればいいんだけどなぁ。
スポーツを楽しみたいとか贅沢は言わない。
ただ普通に生活出来ればそれだけでいい…